豆まきの口上
豆まきの口上といえば、「鬼は外、福は内」というのが一般的ですね。この口上は、室町時代にできたといわれていますが、全国的にはこれとは異なる口上もたくさん残されています。
例えば、奈良市中院町にある元興寺では、元興神(がごぜ)という鬼が、元興寺にいて、悪者を退治するとの言い伝えがあります。このため、「鬼は内、福は内」という面白い口上を聞くことが出来ます。
また、群馬県鬼石町は、大昔に鬼が投げた石でできた町と言われていて、鬼は町の守り神になっています。このため、近年では全国から追い出された鬼の安住の地をうたっており、豆まきの口上は「福は内、鬼は内」となっています。
宮城県村田町では、渡辺綱がこのちで伯母に化けた鬼に腕を取り返されて、鬼が逃げてしまったことから、鬼が逃げないように「鬼は内、福も内」と言います。
一方で、鬼を神として祀っている神社もたくさんあり、そのような地方でも口上は異なります。奈良県の天河神社は「鬼は内、福は内」、東京都台東区の鬼子母神(仏立山真源寺)では、「福は内、悪魔外」、愛知の大須観音は「福は内」だけ、埼玉県の武蔵嵐山の鬼鎮神社では「鬼は内、福も内、悪魔外」となっています。
他にも変わった口上で豆まきを行っているところは数多くあります。このように数々ある豆まきの口上は、豆まきの風習が全国に普及していく中で形作られていったと考えられています。
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2011年1月5日 | コメントは受け付けていません。 | トラックバックURL |
カテゴリー:節分 豆まき



